断片詩 9〜10月



9月1日
蝉時雨 泡の如し 夏休み

9月5日
そんなこんなで夏の最後は蜩

9月15日
憂鬱 週末が憂鬱 ナマの感触がイヤ

9月19日
哀愁ひきずり 秋の夜長は 深まるばかり

9月21日
金色のススキ野 明月来たらば ダンゴ鱈腹
〜「ダンゴ」はタンゴと同じアクセントでどうぞ〜

9月22日
最悪の最低 若しくは 最低の最悪 そんな匙加減

9月24日
とんだ晴天 秋風心地よし 首でも吊ろうかしら?

9月26日
煙る街へ 冷たい雨 光の渦

9月27日
傲慢 欺瞞 満ち充ちて ヒトの業 底知らず?

9月28日
夏は巡れど 秋は過ぎ行くばかり・・・か?

9月29日
生ぬるい週末 ナマの感触がつきまとう

9月30日
ハッピーエンドなんてつまらない 幸福は 罪の臭いを秘めて


10月1日
それは戒め 打ち込んだ楔は 繋ぎ止める為の標

10月2日
「ひとに飢えているクセに ひとを拒絶しているなんて・・・」
そう 強い雨が責めたてる


10月3日
許せないことの多すぎる私は残酷?

10月4日
ねえ 手首から零れた雫 誰の涙?


10月5日
よく冷えた方程式をひとつ下さい

10月6日
『最悪』に上限も下限もありゃしない


10月7日
悲哀に浸ってるつもり?喜劇かもしれないのに?

10月8日
周りは深い海 みんな泳いでどこかへ行ってしまった 私は泳げないのに

10月9日
可もなく 不可もなく 何も無くもなくあり・・・

10月10日
生温い感触がいつまでも肌にこびりついている・・・気色悪い


10月11日
簡単になんか終わってたまるか 望んでいても選びはしない

10月15日
ただいま おかえり 繋げて繋がれて 切断

10月16日
捕らえどころのない空虚さばかりが手にしみつく


10月17日
無駄を省く行為 それ自体が無駄 何もしないほうがまだマシ?

10月18日

希望と絶望は反対じゃなく、同義だろう?

10月19日
「1」の可能性があるなら、「0」の可能性もあるだろう?


10月20日
震えながら吐き出したのは煙草の煙か溜息か

10月21日
自称=事象になり得る怖さと快感 ねえ 早く私の首をしめてよ

10月22日
錆びたギターの弦は血の臭いがした

10月23日
オリオン笑う?厭味な三ツ星食べていい?血も肉も無いあなたを愛してあげる

10月24日
死に化粧の月に この冷たい口づけが 届けばいい

10月25日
動脈に注射針 ゆるりゆるり 快楽死?

10月26日
凝固した赤錆のごとき傷跡を、こ削ぎ落すように・・・

10月27日
聞きたくはないのよ そんな、嘘にも聞こえない 嘘は・・・

10月28日
其処は 遥かなるか? 安寧たるか?
10月29日

濃い?薄い?どんな味がした? 其れは・・・

10月31日
凍える月がどうしようもなくて 手首を差し出した




※最初のほうはオチャラけた感じんなのに、段々へヴィーになってきてます・・・

 


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